予防歯科

PREVENTION

予防歯科について

とても永い期間を毎日、安定と維持させる大切な分野です。
予防歯科とは、むし歯や歯周病にかかったり、悪化したりすることを防ぐために、生活習慣のアドバイスを行うこと、自らが健康への思いを高めることを指します。

むし歯と歯周病の予防に努め、患者さま一人ひとりに合った清掃器具や歯の磨き方を歯科衛生士がマンツーマンでお伝えします。
お口の健康維持もご相談ください。

予防歯科を受けるメリット

病気の予防
歯は一度失うと二度と元には戻りません。むし歯治療で歯を削ることは歯の寿命を縮めます。いかに歯を削ることなく健康な状態を長く維持するかが大事です。歯を失えば失うほど食べられるものが減り、食事の楽しみは半減します。食事の楽しみはQOL(Quality of Life=生活の質)において非常に重要な要素です。
治療の負担軽減
予防歯科の定期検診は費用の負担はあるものの、年に数回ほどです。むし歯や歯周病になると治るまでに何度も通院しないといけません。むし歯や歯周病は定期検診よりも費用と時間がかかります。予防に努めることで、生涯でかかる治療費の総額も大きく減らせます。
清潔な口腔内環境の獲得
予防処置の主な目的は、歯科疾患のリスクを高めるプラークを減らすことです。予防として歯科に通いクリーニングを受ければ、プラークにひそむむし歯菌や歯周病菌を大幅に減らせるだけでなく、お口の中がすっきりとして気持ちよくなります。

当院で行っている予防メニュー

V7歯ブラシを用いたつまようじ法(ブラッシング指導)

V7歯ブラシはつまようじ法で磨きます。一般的な歯ブラシでは磨きにくい歯間まで毛先が入り込み、歯ぐきをマッサージしながら磨くことができます。マッサージ効果により炎症を抑えることが可能です。

つまようじ法の磨き方

  1. Step01

    歯ブラシの毛先を歯に対して、上の歯は毛先の下に、下の歯は毛先を上に向けて、歯と歯茎の境目を当てます。

  2. Step02

    毛先で突っつくようにして、歯と歯の間に歯ブラシの毛先を入れます。そのとき、歯と歯の間のすき間の大きさに合った毛の量が入っていきます。

  3. Step03

    Step01~02の要領で、歯の表側から、裏側まで、すべての歯間を磨きます。前歯の裏側から毛を通し、歯の裏側は歯ブラシの先を使用したりして毛の当て方を工夫します。

  4. Step04

    奥歯はほぼ水平に毛先を入れていくイメージです。歯間があまり大きくない場合は、毛が入りにくい部分もありますが、1本2本でも毛先を歯間に入れることを意識して丁寧に磨いてください。

PMTC

PMTCは、歯科専用の治療器具と研磨剤を用いて、歯の隅々まで磨き上げる処置です。歯に付着した汚れや細菌を徹底的に除去できるため、お口の中がさっぱりとします。また、PMTC後は汚れや細菌が歯に付着しにくくなるため、高い予防効果が期待できます。

スケーリング

スケーラーと呼ばれる専用の器具を使用して、お口の中の歯垢や歯石を除去する処置です。細菌の塊である歯垢が歯石になると、ブラッシングでは取り除くことが難しくなります。そのため、3ヵ月に1度程度のペースでスケーリングを受けることをおすすめします。

治療の流れ

  1. Flow01

    お口の検査

    お口の中を拝見し、歯や歯ぐきの状態を確認します。

  2. Flow02

    予防プランの説明

    患者さまの年齢や生活習慣、お口の状態をもとに、予防プランを立てます。

  3. Flow03

    むし歯や歯周病を
    予防するための施術

    歯のクリーニングやフッ素塗布、歯みがき方法のレクチャー等をいたします。

  4. Flow04

    定期健診

    1~3を定期的に行っていきます。

保険診療について

保険診療では以下のような治療を必要に応じて実施します。

  • PMTC(歯のクリーニング)
  • フッ素塗布
  • 歯みがき方法のレクチャー
  • 歯肉の健康度の評価
  • 衛生士によるマッサージ磨き
  • 嚥下・滑舌・咬み合わせのバランスのチェックと修正
  • 口腔内と周囲の詳細な観察

当院では8020運動を
推奨しています

「8020(ハチマルニイマル)運動」とは、「いつまでもおいしいものを食べ続けるための元気な歯は、日々の手入れから」という考えから、1989年(平成元年)より厚生省(当時)と日本歯科医師会が推進している「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という運動です。20本以上の歯があれば、食生活にほぼ満足できると言われています。楽しく充実した食生活を送り続けるためには、全てのライフステージで健康な歯を保つことが大切です。